NPO法人元代表に起訴相当=男児マッサージ死亡事故―新潟検審

無資格者の施術無資格者(国家資格を持たない人)によるベビーマッサージ死亡事故の続報です。
以下はYahoo!ニュースからの引用抜粋です。
元のニュースは時事通信からのようです。

時事通信 6月8日(月)19時52分配信

 新潟市で2013年、男児=当時(1)=にマッサージを施し死亡させたとして、新潟県警に業務上過失致死容疑で書類送検され、不起訴となったNPO法人元代表の女性(57)について、新潟検察審査会は8日までに、起訴相当とする議決をした。議決は5日付。
 新潟検審は議決で、布団の上でうつぶせの状態でマッサージを施すことは、窒息死の危険が予見できたと指摘。男児の呼吸が止まっても適切な処置を行わなかったことから「過失の程度、態様は明らかだ」として、施術と死亡の因果関係を認めた。
 女性は乳幼児を対象に、「免疫力が高まる」とする独自のマッサージ法を考案。事故後の昨年6月にも、大阪市内で男児に危険なマッサージを施し、死亡させたとして逮捕、起訴されている。
 新潟地検は「検察審査会の判断を十分踏まえ再捜査を行い、適切に対応したい」とコメントを出した。 

議決は出ていませんので結果待ちですが、前回の死亡事件の時にきちんと起訴しておけば今回の死亡事件は起きなかったと思っています。
私は按摩マッサージ指圧師の国家資格を持っていますが、この画像のように、乳幼児はもちろん成人の首をねじ曲げるような施術方法は存在しません。
医療知識を全く無い該当女性が独自に考えたそうですが、余りにも酷すぎると思います。

マッサージや按摩と整体やカイロについて知っておいてください

マッサージは本来血液やリンパ液を押し流して浮腫みを改善する医療行為であり、医師が同意書を書けば保険治療も可能な施術です。
マッサージの際には患者さんの素肌に直接タルクという粉末やマッサージ用オイルをつけて滑りを良くして施術します。
俗に知られるクイックマッサージは衣服の上から施術するのでマッサージではなく按摩です。

按摩の対象としているのは筋肉をほぐす事です。
これも衣服の上から施術するものです。

カイロプラクティックはアメリカで生みだされた背骨を矯正する施術方法で、オステオパシーは骨盤を矯正する施術方法であり、いずれも日本の国家資格ではありません。
整体も同様で民間療法です。「今日から私は整体師です。」と言えば整体師になれます。

リンパマッサージとかリンパ○○とか、もみほぐし、ボディケア、フェイシャルケア、セラピストなども脱法行為です。

当然ですが他人の体に施術をして様々な症状を緩和させてお金を得るには国家資格が必要です。
近年では無資格に施術をされて、肋骨を折られたり、頚椎損傷して亡くなられている人もいます。

何れにせよ国家資格を持たないので厳密に言えば法律違反です。
知らないのは一般庶民です。

厚生労働省はいち早く無資格者の施術を取り締まって欲しいと思います。
そうでなければ国家資格を有するものの存在価値がありませんし、第二第三の犠牲者が出ないとも限りません。
現段階では皆さんが自分たちで勉強し自分たちの身を守るしかありません。
少なくとも自分の体や家族の体に施術をする人が国家資格を持っているかどうか確認してください。

ソース元
Yahoo!ニュース

以前のブログも参考になさってください。

無資格者によるマッサージ後に乳児死亡(再掲載)

ずんずん体操施術者の逮捕を受けて、子供のアトピーや喘息について考えてみる

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