生理痛・生理不順の治療
厳密に言えば月経痛と月経不順、ないしは月経異常と書くべきでしょうが、生理痛・生理不順と書いた方が口語体のようで分かりやすいかと思います。
薬を使わなくても鍼灸治療で著効があり、治療実績もあります。
お腹が痛む場合もありますが、子宮が仙骨（骨盤の真後ろの骨）と靱帯で繋がっているために、子宮が収縮すると仙骨に痛みが出る事があります。
また、精神的なストレスや冷えが原因で自律神経やホルモンバランスを乱すために、生理痛や生理不順を起こすと考えられています。
生理痛・生理不順の原因
- 精神的ストレス・・・・ストレスと関係の深い肝の経絡が生殖器を通っているため
- 飲食不摂生・・・糖分や小麦の過剰摂取によるホルモンバランスの崩れ
- 冷え（特に下半身の冷え）・・・体が冷えると代謝をあげようとしてホルモンバランスが崩れる
生理痛・生理不順の治療方針
お腹を温めたら治るという簡単な症状ではありません。
もちろん腰やお腹を冷やしてはいけませんが、適切なツボを刺激したり、食生活や生活習慣の改善も同時に必要です。
基本的な治療方針としては、
- 自律神経のバランスを整える
- 薬膳料理を基本として食事の御相談
- 体を冷やさない生活の御相談と自分で出来る運動による体質改善
となります。
治療の目安
３ヶ月～６ヶ月
※個人差があります
