膝の痛み/膝に水がたまる時の治療
整形外科に行くと膝に溜まった水を注射器で抜いたり、膝関節内にヒアルロン酸の注射を打たれたりします。
しかしながら完治せず来院される方が多いですが、鍼灸治療と圧迫療法で改善されます。
膝の痛み/膝に水がたまる原因
西洋医学では関節内の軟骨がすり減ってしまい、骨が直接ぶつかり合ってしまい炎症を起こすと考えられたり、関節内の滑液が減少し関節を滑らかに動かすことが出来ないために炎症を起こすと考えられています。
もう一つの原因は、大腿四頭筋という太ももの筋力低下です。
この筋肉の力が弱ると脚で踏ん張る事が出来なくなり、膝の関節に負担がかかり、痛みを起こしたり、炎症を起こして水が溜まることがあります。
水を抜いても治らない
整形外科に行くと膝に溜まった水を注射器で抜いたり、膝関節内にヒアルロン酸の注射を打たれたりしますが、水を抜いてもまた水が溜まったり、ヒアルロン酸を何度も注射してもしばらくすると再び痛みが出て来て完治しないことが多いようです。
膝の痛み/膝に水がたまる時の治療方針
西洋医学的治療
膝を綿花や包帯で圧迫して水を戻してあげる必要があります。
また膝の痛みを起こさないための予防の運動療法をお教えしています。
東洋医学的治療
本来体内を巡っている気血津液が滞ると「湿濁」という病症になります。
陰陽論と五行論の表を見てもらうとわかるのですが、脾胃の五気に「湿」とあります。
これは脾胃が湿を嫌うということを表しています。
そこで、鍼灸治療で全身を調整し、「湿濁」と呼ばれる不要な水分を排泄出来る体へと治療していきます。
膝の痛み/膝に水がたまる時の治療の目安
鍼灸治療と患部圧迫療法、自宅での運動療法を合わせて2ヶ月が目安です。
※個人差があります。