甲状腺機能低下症/慢性甲状腺炎/橋本病の治療
元々、私の妻が以前に橋本病を患い治療した経験があることがあるので、鍼灸治療の項目に掲載しています。
妻の場合は、かなり重症だったようで検査結果が良好になるのに3年ほどかかりました。
出産を経験し仕事もこなしているような女性がかかる病気のように感じます。
精神的なストレスもあると思いますが、出産自身が心身への負担が大きいことと、胎児を守るために免疫力を低下させて産後にその免疫力が戻る際に過剰になったり、妊婦自身のヨード(ヨウ素)を胎児に分け与えるためではないかと思われます。
朝起きづらいとか、なんとなく疲労感が抜けないとか、時には手首や肘関節に痛みを訴えられる方もいらっしゃいます。
普段と何か違うと感じた場合は早めに検査をされることをお勧めします。
甲状腺機能低下症/慢性甲状腺炎/橋本病の原因
甲状腺機能低下症/慢性甲状腺炎/橋本病の原因は現代医学では詳しくわかっていませんが、主に下記の項目だとされています。
- 精神的ストレス
- ヨード(ヨウ素)の過剰摂取
- 妊娠・出産
甲状腺機能低下症/慢性甲状腺炎/橋本病の治療方針
- 自律神経や内臓の働きを整えて代謝を上げられる体質にしていきます。
- 胆のう炎や肝機能障害を併発されている場合は、同時に治療していきます。
- 薬膳料理を基本として食生活の改善していただきます。
- 生活習慣の改善をしていただきます。
- 自分の体で代謝を上げられるように運動療法を取り入れていただきます。
甲状腺機能低下症/慢性甲状腺炎/橋本病の治療実績
ある患者様は、鍼灸治療で橋本病を扱っているところが無かったということで、当院を選んでいただけました。
当院で治療を始めて3ヶ月ほどで検査をされましたが、血液検査に現れるホルモンの値も、超音波による腫れの大きさも正常値に近づきつつあるということがわかり、大変喜んで頂けました。
その方の甲状腺刺激ホルモン(TSH)の検査結果ですが、
2014年12月に6.610 uU/ml
2015年3月に3.370 uU/ml
と基準値内(0.3〜5.0 uU/ml)に入るようになりました。
以前にも橋本病と胆のう炎を併発された方がいらっしゃいましたが、治療開始後2ヶ月ほどで検査結果が正常値になり、医師からは不思議がられたというお話をお聞きしました。
橋本病の治療というとチラーヂンというホルモン剤を服用するのが一般的ですが、医師が言うには一生涯飲み続けなければならないということです。 ところが東北大震災の時に生産する薬品工場が被災しチラーヂンが入手できなくなりました。緊急手段としてドイツから輸入する措置がとられたと聞いています。 そういうこともあるので、出来れば早いうちから治療を始め、薬に頼らず生活して頂けるように願っています。
甲状腺機能低下症/慢性甲状腺炎/橋本病の治療の目安
週に一回通院していただいて、軽い症状であれば3ヶ月くらい、重い症状の場合は1年〜2年とかかることになります。
※個人差があります。
参考ページ
甲状腺機能低下症(橋本病)とうつ症状
「バセドウ病」「橋本病」~薬と手術のリスク
手首の痛みと甲状腺
甲状腺疾患と肩の痛み
患者様からの声<橋本病>
患者様からのご感想<甲状腺機能低下症・胆のう炎>