腰痛・ぎっくり腰の治療
腰痛,ぎっくり腰に鍼灸治療は効果的で、ぎっくり腰は1〜2回の治療で普通の生活ができるようになります。根本から治療するので、姿勢が治れば終わりにはしません。腰痛予防の体操もお教えしています。
腰痛の原因
腰痛が起きる原因は様々ありますが、西洋医学的には、はっきりした原因は特定されていません。
内臓疾患からくるもの、骨や関節に異常のあるもの、癌の転移、筋肉に問題があるものなどとされています。
最近では脳の錯覚であるという書籍も出版されています。
整形外科などで診断されると「筋筋膜性腰痛」という疾患名で呼ばれるものが一番多い症例です。
それは、筋肉を取り囲んでいる筋膜がこわばってしまい、筋肉がうまく動かなくなっているのが腰痛の原因とされているということです。
当院では、東洋医学に基づいた鍼灸治療を主に行っているので、腰だけという局所だけを見ません。
病気や症状の原因がどこからくるのか原因を追及します。
東洋医学的に考えると「気の停滞」「気の不足」が原因とされることが多いですが、例えば、内蔵の不調や季節の影響、生活習慣の問題、食事内容や食生活全般も含めて考えるということです。
そして、痛みが取れたら終わりとか、背中や腰が強制されてまっすぐになれば終わりということはしません。
腰痛の原因として、例えば、
- 血行不良・・・血液の粘り、それは塩・砂糖(小麦粉含む)・動物性脂肪の過剰摂取によります。
- 暴飲暴食・・・消化器全般への負担が腰や背中に投射されて筋肉の緊張を生み出し腰痛になります。
- 運動不足・・・同じ姿勢が長時間続くことによる血行不良が原因で筋肉が伸び縮みしにくくなります。
- 自律神経失調・・・血管の収縮と拡張の調節がうまくいかないことによる血行不良が原因になることがあります。
- 冷え・・・冷える事で血行不良が起こり筋肉が硬くなります。
- 筋力不足・・・体を支える筋肉が衰えたり弱ったりして筋肉に負担がかかり腰痛を引き起こします。
- 精神的ストレス・・・胃炎や胃潰瘍のように、精神的ストレスが原因で内蔵不調を起こし、それが腰や背中に投射されます。
といったことなどが考えられます。
他にも、睡眠不足や便秘などでも腰痛を起こすことがありますし、女性の方は月経が原因のこともあります。
月経が原因で腰痛・腹痛を発症されている方ももちろん、根本治療をしなければ改善されません。
治療方針
- 鍼灸治療・・・内臓の働きを整え、気血の流れを改善する
- 食事相談・・・薬膳料理を基本として食事の相談にのります
- 経絡マッサージ・・・適切な経絡・経穴(ツボ)を考慮しマッサージをすることで気血の流れを改善する
- 整体・・・背骨や腰骨、首の骨の異常を治し気血の流れを改善する
肩こり・腰痛だけでなく、アトピー性皮膚炎やバセドウ病・橋本病、つわりや帯状疱疹など、様々な疾患に対応できるのも、患者さんの一部を見るのではなく、全体を見て根本から治すようにしているからです。
治療の目安
【ぎっくり腰の治療】
ぎっくり腰の場合は1回か2回で治ります。
全身治療を行って患部に局所的に鍼を打ったとたんにこわばった筋肉が緩みます。
軽い場合は1度、酷い痛みのぎっくり腰でも2度の治療で普通の生活ができるようになります。
もちろん治療後のケアは大切ですので、その都度注意点を説明させていただいています。
腰痛予防体操もお教えしています。
【慢性腰痛の治療】
慢性的な腰痛の場合は、最初の治療のときに鍼灸治療の効果を実感していただいています。
一般的に週一回来院していただいて1ヶ月が目安ですが、再発しないように、根本からきちんと治そうと思えば、週に一回通院していただいて、3ヶ月が目安となります。
食生活や生活習慣を見直していただき、治療の間隔をあけていっていただいて、予防のために月に一回通院される方も多いです。
※個人差があります
治療実績〜患者様からの声
参考ページ
慢性腰痛の原因と治療
腰痛にもいろいろ
夏の腰痛
ビールと腰痛
梅雨はぎっくり腰にきをつけて
腰痛・便秘・蕁麻疹
背中は嘘がつけない
お腹が柔らかいと長生きする!?
患者様からのご感想<肩凝り、腰痛>