風邪の後に嗅覚障害になられた患者さんが来院されました。そして2回目の治療で嗅覚が戻り始めました。
風邪をひいた後に嗅覚障害に
嗅覚障害の患者さんが来られました。風邪をひいたあとに臭いが分からなくなったそうです。
病院では膿がたまったからという理由で洗浄されたそうですが、回復しなかったそうです。
風邪の症状が治まったのに臭いが分からず、耳鼻科に行っても治らなかったということで、当院に来られました。
嗅覚障害の理由は様々
嗅覚機能の低下は、鼻炎が原因で粘膜が腫れたりポリープができて臭いの分子が嗅覚細胞まで届かずにおこるものや、風邪のウィルスなどが原因で鼻の中の粘膜に炎症が起こる場合があります。
また、頭部を打撲して神経に問題が起こる場合や、アルツハイマー病やパーキンソン病の初期症状で起こる場合もあります。
そして、ストレスや更年期障害で起こる場合もあります。
鼻の周囲は色々な経絡が通っています
鼻の周囲というより顔面には色々な経絡が通っています。
主な経絡に、胃経、肝経、胆経、膀胱経などがあります。
ですから、局所治療するのではなく、全身を診て全体治療をすることになります。
食事の内容も無視できません
食事内容を聞くと毎朝パン食だそうです。
小麦粉のアレルギー反応で鼻炎や花粉症になっている人も多いです。
砂糖の影響を受けて鼻炎や花粉症になる方も多いです
患者さんにはしばらくパン食を控えてお米を食べていただくようにお願いしました。
出来れば毎日歩いて頂きたいのですが、腰が辛いということで、腰も診させていただきました。
お話をお聞きすると腰痛ではなく、股関節痛を訴えられていて歩く時に痛かったそうです。
嗅覚障害の治療と歩行時痛の治療と同時に行ない、改善が見られました。
2回目の治療で嗅覚が戻ってきました
2回目の治療で院内の線香の匂いがわかるようになりました。
最初の治療で股関節の痛みも治まって歩けるようになられたのですが、その後運動されていないそうで、車で来院される時には痛みが再発されていました。
自宅で出来る簡単な運動療法をお教えして、歩けるようになれば出来るだけ毎日歩くようにお願いしました。
寝たきりにならないためにも運動は大切だと思います。
現時点で継続治療中です。
こちらのページも参考にしてください。
「花粉症の原因と対策を東洋医学的に考えてみます」
参考文献:図解 十四経発揮 本間祥白著 医道の日本社
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