インターネットで見つけた記事ですが、バセドウ病や橋本病の薬物療法や手術のリスクについてのものです。
鍼灸治療はバセドウ病や橋本病にも著効があります。

バセドウ病と橋本病の患者さんが多く来られます

甲状腺甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の患者さんや甲状腺機能低下症(橋本病)の患者さんが多く来られますが、薬の副作用を経験されて鍼灸治療を選ばれた患者さんや、最初から薬に頼りたくない方、手術のリスクを考えて鍼灸治療を選ばれた方々です。

実は私の妻も橋本病になり、鍼灸治療と運動療法、食餌療法を取り入れ、血液検査の結果から完治となりました。

「バセドウ病」「橋本病」の恐怖

現代ビジネスインターネットで大変興味深い記事を見つけました。
バセドウ病や橋本病といった甲状腺の機能疾患に関する記事です。

現代ビジネスより
日本人女性の国民病「バセドウ病」「橋本病」の恐怖〜もし妻がなったら、この薬と手術はやめたほうがいい

記事中で、甲状腺トラブルを抱えた患者が、多数相談に訪れる漢方薬局の責任者によると、

「抗甲状腺薬を投与したすぐ後には、湿疹が出たり、肝機能の数値が異常を示したりといった副作用があります。」

「重篤な副作用である『無顆粒球症』も恐ろしい。白血球の一種である好中球の数が減少し、免疫力が大幅に低下してしまうために、感染症などを重症化させることがあります」

「このほか、若い女性にとって大きな脅威となるのが、メルカゾールの出産への影響だ。母胎に異常をきたす「催奇形性」というリスクがある。」

また記事中では橋本病について、

「橋本病の治療には、チラージンという、ホルモンを補充する薬が使われる。これを、ホルモン量が増えていることに気づかずに使い続けると、不整脈などを引き起こす可能性がある。」

とも書かれています。

薬の副作用で湿疹が出たり、免疫力が低下して感染症を起こす危険性があることや、不整脈を引き起こすことなどを指摘されています。

薬と手術のリスク

記事中からの抜粋ですが、藤田保健衛生大学の堤寛教授が下記のように発言されています。

私の知り合いでも、甲状腺を全摘出した若い女性がいましたが、手術後、彼女は朝晩ホルモンを補充するための薬を飲み続けなければならなくなりました。飲みすぎると興奮するし、飲み足りないと眠気が襲ってくる。時間が経てば少しは薬に慣れますが、基本的には薬を飲むのをやめれば代謝の機能がおかしくなってしまうので、一生飲み続けなければなりません。QOL(生活の質)は低下してしまいます

当院に来られた患者さんの中でも、かつてバセドウ病になって病院で薬を処方された方がいらっしゃったのですが、薬の副作用がでて血管炎や急速進行性糸球体腎炎になられました。

そして再発されたので鍼灸治療を受ける事を選ばれて当院に来られました。

詳しくご覧になりたい方は、「患者様の声」をご覧ください。

甲状腺疾患にはストレスが関与か

先の記事からの抜粋ですが、甲状腺疾患にも精神的なストレス、肉体的なストレスが関与しているのではないかと書かれています。

甲状腺トラブルを抱えた患者が、多数相談に訪れる漢方薬局の責任者が解説する。
「バセドウ病、橋本病といった病気は、免疫が自分自身を攻撃することで起こる『自己免疫疾患』です。こうした病気にかかる方は、高確率で大きなストレスを抱えていることが多く、精神安定剤、不眠症の薬など、薬漬けになっていることがある。
顕在化した症状に、安易に対症療法手術するよりも、根本の原因であるストレスに目を向ける必要があると思います」

私が患者さんを治療しながら思う事は、自分の気力・体力を越えるような頑張りをして、心身の暴走が止まらなくなるとバセドウ病に、心身の暴走が更に続いて疲れ切ってしまうと橋本病になるのではないかということです。

薬や手術に寄らない治療法としての鍼灸

Chinese traditional medicine ancient bookバセドウ病に対して西洋医学的には、薬物療法か手術で甲状腺の一部と切り取って機能を低下させる方法、あるいはアイソトープ(放射性同位体)を使って甲状腺を潰してしまい働きを抑えることになります。

アイソトープ療法は、放射性ヨウ素剤をのんで、甲状腺を“放射線で焼き”、機能を低下させる方法です。
手術やアイソトープ療法を使う場合は、橋本病(甲状腺機能低下症)になる可能性が高いので、甲状腺ホルモン剤(チラーヂン)を一生涯飲み続けなくてはならなくなります。

手術やアイソトープ療法は最後の手段と考えて鍼灸治療に取り組んでいただければ幸いです。
また、バセドウ病は無治療で放置すると、心房細動や心筋障害をおこして、ときに心不全を起こし命に関わる病ですから、早めに対処することが必要です。

当院ではバセドウ病の患者さんや橋本病の患者さんが多く来られます。
薬や手術に寄らない治療法として鍼灸治療をお考え下さい。

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