沖縄や九州に続いて近畿地方も梅雨に入ったようです
梅雨になると蒸し暑くビールが飲みたい季節になります。またボチボチとエアコンやクーラーを入れたくなります。
そうなると体の中と外から冷やしていくことになります。特にビールは内臓を冷やすので腰痛持ちの方は悪化させやすいです。
また日中は蒸し暑いのに朝晩は冷え込みます。ですから手足や表面は冷たいのに体の中心は温かいといった状態になります。
それで血液の流れが悪くなり筋肉が緊張して、脚がつったり腰が痛くなったりします。
そこにビールを飲むと中からも冷えていきますから内臓の負担は増えます。
本来人間は温かい状態でなければ細胞や酵素が働かないのです。
ですから外から中から冷やしてしまうと体全体の負担が増えてしまうということになります。
体重の60%が水分と言われています
人間は食べ物を消化しても水分が出来ますし、お茶や水などでも水分補給をしています。
また余分な水分は尿や汗、呼気で排泄しています。
つまり人間は水分を入れたり出したりしながら一定の水分を保って生きているのです。
梅雨時は空気中の湿度が高いために、汗を上手にかけない体質だと体の中に熱がこもる状態になってしまいます。
胃腸は冷たいのに体表との間は熱があるということになります。
以上のように外部の冷気、内臓からの負担、汗をかけない体となって、体の奥の方にある筋肉(大腰筋)が過緊張状態になるのです。
この緊張した筋肉が急激な痛みを出すのが一般的なぎっくり腰という状態です。
ぎっくり腰になってしまったら
ぎっくり腰になってしまったらまず安静にすることが大切です。
安静にして痛みを和らげようとすると1週間程かかります。
可能であれば鍼灸師に往診に来てもらって鍼を打ってもらえれば、1〜2回の施術で動けるようになるはずです。
ぎっくり腰になって湿布をするならば最初は冷湿布ですが、痛みが引いてきて動けるようになれば温めた方が良いです。
ただ湿布で皮膚がかぶれてしまう人が多いようなので注意が必要ですし、内臓の働きを整え緊張した筋肉を緩めるには鍼治療の方がとても効果的です。
腰痛予防の体操があります
腰痛予防体操のやり方ですが、まず仰向けに寝た状態で両膝を立てます。
そしてゆっくり膝を左右どちらかに倒していきます。
床か布団に膝がついたら、今度は逆方向に倒していきます。
これで腰をひねる運動になります。
右側10回、左側10回が目安で、朝起きてすぐに1セット、夜寝る前に1セットが良いでしょう。
やり過ぎても腰を傷めるだけですので、先の回数を目安にしてください。
朝の痛みには注意
朝起きる時に腰に痛みや緊張感があれば要注意です。
夜中は眠っていて運動をしていませんから、血行が悪く筋肉が固くなりやすいです。
そして今の季節は朝晩は冷えますからなおさら固くなりやすいです。
もし朝起きた時に違和感があれば、早めに治療をするようにしてください。
それから当院のブログの中で、梅雨にそなえてや、ビールと腰痛も合わせてお読み下さい。
腰痛が持病という方は早めに治療をするようにしてください。
そして元気な体で夏を迎えるようにしてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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