更年期障害というと女性特有の不定愁訴のように思う方も多いと思いますが、男性にも起こるものとされています。
すでに更年期障害だと感じられる場合は、出来るだけ早めに鍼灸治療をすることをお勧めします。
薬を使わずに心身の調和を図るように施術が出来るからです。

更年期障害は女性だけでなく男性でも起こる

頭痛更年期障害というと女性特有の不定愁訴のように思う方も多いと思いますが、男性にも起こるものとされています。

女性の場合は閉経して卵巣機能の低下することによって、ホルモンのバランスが崩れ、さまざまな症状が現れます。

またそれ以外にも「子供の独立や結婚」「親の介護」などの環境の変化、家庭や職場などでのストレスなどでも起こると言われています。

不定愁訴とは

自律神経の乱れによっても不定愁訴は出現します。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」とに別れ、それぞれ戦闘状態に働くかリラックス状態に働くかで、人間の生理作用のバランスをとっています。

不定愁訴とは簡単にいうと「今日はここ、次の日はここ」というような体のあちこちで症状が出るものをいい、それがストレスとなったりする状態のことです。

ホルモンバランスの崩れなども手伝ってうつ症状などを引き起こす事も考えられますが、人によっては無症状のまま更年期を終えてしまうこともあります。

更年期障害の症状

頭痛【女性更年期障害の症状】
更年期障害としてはエストロゲンの低下に伴い急速に発現する早発症状と、閉経後数年から10年以上経って発生する遅発症状とがあります。

1)早発症状
 のぼせやほてり、冷え症、発汗異常、動悸・息切れ、めまい、うつ状態、情緒不安定、イライラ感、不眠、頭痛、手足のしびれなど

2)遅発症状
 性交痛、萎縮性(老人性)腟炎、尿道炎、尿失禁、皮膚委縮、肥満、腰痛、肩こり、骨粗鬆症や骨量減少症、動脈硬化症など

【男性更年期障害の症状】
疲労感がある、のぼせ、発汗異常、冷え症、頭痛やめまい、集中力の低下、皮膚のかゆみ、肩や腕の張りやこわばり、筋力の低下、うつ、不眠など。そして男性ホルモンの減少によって、体毛が少なくなったりひげの伸びが遅くなったりといった症状が現れたりします。

肝の経絡と関係しています

足の厥陰肝経経穴(ツボ)が並んでいて気が流れるとされている「経絡(けいらく)」の中で、「足の厥陰肝経(けついんかんけい)」は、足の指先から肝臓だけでなく生殖器を通って頭頂部まで走っているとされています。

肝は疏泄を主り、働きとしては交感神経のそれに該当します。
ストレスを肝が受けて頭頂部に症状が出れば頭痛に、月経がある間は生理不順や不正出血になります。

逆に閉経すればその影響が肝経に伝わり、イライラや頭痛などが起こったり、肝の疏泄機能が乱れて発汗異常が起きたり、異常な状態で肝が主る目に気が流れると不眠症になったりといった不定愁訴を現すことになります。

更年期を迎える前に気をつけましょう

反応が出やすいのが肝経と胃経です。
普段から食事のバランスを整えて、暴飲暴食しないようにし、砂糖や小麦粉といった血糖値が乱降下するような食事はなるべく避ける方が良いでしょう。というのも、インスリンが多く分泌されると卵巣から男性ホルモンが分泌されて婦人科疾患にかかりやすくなるためです。

また体を冷やしたり自分のキャパ以上に頑張ると肝に負担がかかり肝経の関係で婦人科疾患にかかりやすくなります。

すでに更年期障害だと感じられる場合は、出来るだけ早めに鍼灸治療をすることをお勧めします。
薬を使わずに心身の調和を図るように施術が出来るからです。

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