患者様からのご感想を頂きました

左下肢後面の痛み患者様は74歳の女性の方です。

3〜4年ほど前から左側の脚の裏側全体に引きつりと痛みがあり、遠方の鍼灸院に通っていたそうですが、電車やタクシーを乗り継いで通院するのも大変だということで、インターネットで当院を検索されて来院されました。

あるときは整形外科病院で電気治療を受けたり、ロキソニンという痛み止めを処方されたのですが、痛みや引きつりは改善されなかったということでした。

アンケートの内容

左下肢の痛み・しびれ

来院時の症状について

左下肢痛みが強くあった。
その上に腰痛と両足の裏がしびれていた。

施術後の感想や治療を受けてみて感じたこと・変化のあった点など

お陰さまで杖無しで歩行するまでに回復しました。
ゆっくりとお話を聞いて下さったので心の持ち方に変化があり、前向きに生きて行くことが出来て嬉しいです。

このご感想をご覧になっている方に一言あればお願い致します

同じ様な症状の方は是非一度御相談なさると良いと思います。

話を聞くことの大切さ

「心療内科の先生みたい」と言われましたが、それくらいの気持ちで患者さんと接しています。

症状や問題点をお聞きするだけでなく、普段の生活や考え方・感じ方を知って治療に生かせないかと考えているので、患者さんからは出来るだけ話を聞かせていただくことが大切だと思っています。

神経痛とは思えませんでした

徒手検査を行いましたが神経からくる痛みとは考えられませんでした。

確かに腰部・臀部・下肢全体に筋肉の緊張があり、動作の時に痛みがありました。

治療方針としては、まず内臓の調子を整えるようにツボを選び、それに加えて、痛み止めのツボ、筋肉を緩めるツボ、免疫力を改善するツボなど適宜合わせて施術を行いました。

病は気から

あるとき体調の良い日があったので、お話をよくよくお聞きしたところ、お友達と一日中お話しをされて良い気分転換が出来たということでした。

普段の生活のことをお聞きしたところ、うまく気分転換が出来ていないようでしたので、何か趣味を見つけて上手に気分転換するようにお話しさせていただきました。

「心療内科の先生みたいですね」と言われましたが、気持ちの持ち方、感情からくる症状や疾患もありますし、何よりも患者さんの心が落ち着いてストレスが減ることが大切だと思っています。

今回の患者様は、精神的なストレスからくる身体の局所的な筋緊張だと思いました。

精神的なストレスが原因で自律神経の働きのバランスが崩れ、局所的に筋緊張を起こすことがあります。

また昨今の研究では腰痛の原因が脳にあるという情報もあります。

参照ページ:「NHKスペシャル 腰痛・治療革命〜見えてきた痛みのメカニズム〜

一方、東洋医学にも病の原因として「七情」があげられています。

分かりやすい事例では、「精神的なストレスが原因で胃潰瘍になる」などです。

院長ブログ:「七情と病〜病は気から

定期的なメンテナンスの勧め

当院のブログにも書きましたが、自分の健康状態を把握したり、予防治療をすることで健康な心身を保つことができます。

定期的に来院していただくことで、御自身の今の体調を把握できますし、大きな病気をせずにすみます。
(略)
一般的に「未病治(みびょうち)」と言われる事が多いようですが、本来は「治未病」と書いて、「未だ病まざるを治す」と読みます。

<引用元>
院長ブログ:「定期的メンテナンスの勧め〜未病治という考え方

今回の患者さんは杖を持たずに歩けるようにまで回復されましたが、現在月に2回のメンテナンスに来られています。

辛い症状が改善されたとしても、予防するに越したことはありません。

月に一度程度の定期的なメンテナンスをお勧めします。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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