「不食」が話題ですがダイエット目的ではありません
榎木孝明さんという俳優が「不食」ということをされて話題になっています。
御自身のホームページにあるプロフィールに「武蔵野美術大学デザイン科に学ぶ」とあり、個展も開催され画家としても活動されていらっしゃるようです。
また、古武術もされているようで多彩な方です。
榎木さんのFacebookには「不食」を始めた理由を掲載されています。
「不食」とは「断食」でも「絶食」でもありません。「断」や「絶」は我慢や修行を強いるイメージがありますが、「不食」は不要、つまり要らないというある種の次元を超えた発想です。そのコンセプトは「人は食べなくても生きていけるが、人生を楽しむ為の食は大いに結構である」と云うものです。決して食べない事を推奨したり、食文化を否定するものではありません。
ダイエット（痩せることが）目的ではないことは明らかですし、「不食」を推奨しているものでもないことがわかります。
医師が健康管理をされています
榎木さんは病室を借りて医師に毎日検査してもらっていたそうです。お金もかかっているわけです。
一般の方が同じようなことをするのは大変ですし、榎木さんのように古武術をしたりウォーキングやストレッチ、瞑想など、心身ともに鍛えることを日ごろから行なっているからこそ、出来たことではないでしょうか。
それでも途中で血糖値が下がり医師の勧めにしたがって飴によって糖分摂取をしていますし、塩飴も食べられているようです。
妻は月経の時に絶食しています
ちなみに、私の妻は、月経の初日または二日目に絶食をしています。
妻が言うには、月経中は食欲が減るので、絶食が苦にならないとのことです。
絶食に慣れるまでは、月経初日の昼食か夕食から絶食を始め、その日の夜は早く寝てしまうのが続けるコツだそうです。
そして、翌朝は朝食を食べずに、遅めの昼食にするか、昼食を抜いて早めの夕食にして、自分なりにリズムをつかめば、簡単に絶食ができると言ってます。
妻は生理のトラブルを一切感じなくなったそうで、実際に妻が実感している絶食の効果は以下のとおりです。
・月経痛がなくなる
・血液のかたまりが出なくなる（さらさらの出血になる）
・出血が長く続かない（月経期間が短くなる）
・月経周期が安定する
絶食が辛ければ、少なめのご飯と味噌汁だけを食べたり、野菜中心のスープを飲むだけでもよいでしょう。
あらゆる女性が大なり小なり月経のトラブルを感じておられるようです。
榎木孝明さんは東洋思想に詳しい方のようです
「不食ノート」3日目に
プラーナ（気）からある種のエネルギー源を摂取することにシフト出来たとしたら
と書かれているので、榎木さんは東洋医学や東洋思想について詳しい方だと思います。
目に見えないエネルギーや目に見えない世界観を大切にされている人だと感じます。
鍼灸治療も東洋医学に根ざしたものですし、「気」というものを大切にしています。
東洋医学や東洋思想は人間は宇宙や自然の中の一部であるという考え方が根本にありますから、人間と宇宙・自然との関係を大切にしています。
不自然な生き方をすると病気になるのが当然ということになります。
現代人は栄養過多
現代人は栄養過多だと思っています。実際自分の子どもたちや患者さんをみても、食べ過ぎで体調を崩しています。
一部の患者さん達は好きなものを好きなだけ食べているせいで、腰痛や肩こり、胃炎や生理痛、アトピー性皮膚炎や喘息等々、様々な症状が出ています。
健康的な生活を送ろうと思えば、「不食」まではいかなくても断食や減食で良いかと思います。
特に砂糖・小麦粉による症状が多いので、摂り過ぎかと思います。
子どもたちも、砂糖・小麦粉を摂りすぎて花粉症や慢性鼻炎、中耳炎やアトピー性皮膚炎、喘息などになっている場合が多くみられます。
元々栄養をためておくための「胃袋」であり、ブドウ糖を脂肪として体にためるための「インスリン」であると考えれば、食べ過ぎない方が健康でいられると思います。
榎木氏のFacebookにある「不食ノート」の18日目にある
国同士が互いの利権を主張し合ったり、軍備の拡張で牽制し合ったりするのは、時代遅れだとそろそろ気づいて欲しいものです。これからの時代に求められるのは政治に頼るのではなく、我々民衆の一人ひとりが地球意識に目覚めることでしょう。
という文章に共感を覚えます。
イスラム教徒のラマダンの本来の意味は「貧しき者に思いをいたす宗教行事」です。
毎日のように食べ物のバラエティ番組ばかりが放映され飽食に対する感覚が麻痺していますが、このままいくと近いうちに日本は滅んでしまうのではないかと危惧します。
少しでも健康に過ごせる人が増えれば良いと思っています。
そして私たち日本人が飲食物を粗末に扱っていないか、どうしたら皆が幸せに平和に暮らせていけるか、考える時間を持ってみてはどうでしょうか。
最後に、榎木さんの動画をご覧ください。
大変興味深いことをされています。力ではなく気を使っているのが見られます。
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