低炭水化物ダイエットが寿命に影響か!?

ハンバーガーインターネットのニュース記事に興味深いものがありました。

糖質制限ダイエットが流行っていますが、糖質の中でも炭水化物が消化の過程でブドウ糖になり脂肪となることから、炭水化物を制限して痩せようという「低炭水化物ダイエット」というのがあります。

その「低炭水化物ダイエット」について新しい効果が発見されたそうです。
元の記事はこちらです。
寿命にも影響…“低炭水化物ダイエット”に発見された新しい効果

以下引用文です。

「アメリカのテュレーン大学健康科学センターでは、22~75歳の男女148人に『低炭水化物食』と『低脂肪食』のいずれかを12カ月間、食べ続けてもらう調査を実施。その結果、体重、体脂肪量、中性脂肪値が『低脂肪食』よりも『低炭水化物食』を食べ続けた人のほうが低下したというのです。血管をキレイにして動脈硬化を防ぐ『HDLコレステロール』の値が上昇。心筋梗塞のリスクを上げる『CRP値』の低下が認められました」

炭水化物として摂取するパンやお米だけでなく、砂糖も消化されるとブドウ糖になります。
特にパンは精製された小麦粉から出来ているので消化が早く、ブドウ糖になりやすく、すぐに血糖値があがります。
そうするとすい臓からインスリンというホルモンが分泌され、一部はグリコーゲンとして肝臓や筋肉に蓄えられますが、ほとんどが脂肪として貯蔵されて、血液中の血糖値を下げるように働きます。

低炭水化物ダイエットをして体脂肪や中性脂肪が減ったのは、ブドウ糖由来の脂肪が減少したからだと思われます。
ブドウ糖は人間にとって必要なエネルギー源なのですが、過剰に摂取してしまう傾向にあるようです。
食パンは6枚切り1枚で角砂糖17個分の糖質にあたるそうです。
ですから毎朝パンを食べているとそれだけ糖分を摂取している事になります。

「食べる順番ダイエット」も血糖値に影響

カレーとサラダこれも記事からの引用ですが、野菜を最初に食べると血糖値を急激に上げる事なく食事が出来るようです。

最初に野菜を食べると消化管ホルモンの『インクレチン』が出てきます。この物質が『インスリン』の分泌を誘導し、炭水化物をとることによる、血糖値の急激な上昇を抑えます。

急激に血糖値があがるとインスリンを大量に分泌させてしまうことになるので、空腹感が増してしまい、更に食べてしまう危険性があります
野菜を最初に食べるようにして過食を防ぐ事が出来るということになります。

長寿の島があるのをご存知ですか

サルディーニャ島ところで長寿の人たちが多く住んでいる島があるのをご存知でしょうか。

イタリア・サルディーニャ島のバルバギア地方の人達は大変長寿で、テレビ番組でも放映されたそうです。

その地方に住む人達は、全粒粉のパンに豆と野菜類、果物を主に食べていて、副食的に羊の乳からできる伝統的なペコリーノ・チーズを食べています。肉は日曜日や特別な日に限って食べるので、普段は野菜中心の質素な食生活です。
また多くの人が、毎日グラスで1~2杯の赤ワインを飲んでいます。

一方でアラスカに住んでいるイヌイットはアザラシを丸ごと一頭食べるそうですが、野菜が育たない土地に住んでいるにも関わらず、痛風になったという話は聞きません。

また、海苔を消化できるのは日本人の腸だけだそうで、「身土不二」という言葉があるように、生まれ育った土地のものを食するのが健康的な生活を送る事ができると思います。

食事と寿命

ごはん私個人の考えですが、人それぞれの腸内環境が人間の寿命に影響を与えているのではないでしょうか。
そしてそれに合わないような食生活をしていくと、寿命を縮めてしまうのではないかと思います。

ブドウ糖からエネルギー源をとりだすので、炭水化物を全くとらない食事は良くないと思います。
ところが現代人は様々な乗り物が発達したおかげで運動不足に陥っている一方で、スーパーやコンビニ、自動販売機、通信販売と様々な方法で食べ物が手に入ります。
過剰にエネルギーとなる食糧を取り込んでいる割には運動不足で様々な病気が起こっているのが現状だと思います。

適度な運動を行ない、過食せず「腹八分目」で食生活を送る事が出来れば、健康で長生きが出来ると思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。
三宮まで大阪から電車で21分、明石から電車で15分、三宮駅から徒歩10分のリンゴ健康院です。
姫路市、加古川市、明石市、神戸市須磨区、灘区・東灘区・北区・西区・中央区、豊中市、西宮市、芦屋市、羽曳野市、大阪市、奈良市など遠方からも来られます。
整体指圧マッサージの他、主に鍼灸治療を行なっています。