朝晩が涼しくなったとは言え、日中はまだまだ蒸し暑い日が続きます。
夏バテだなと思ったら治療に来て下さい。
手足に鍼を打った時に内臓の調子が改善されたことを実感いただけます。
内臓の調子が整うことで夏バテ予防になり、バテずに元気に秋を迎える事が出来ます。

舌に注意!!

舌苔鏡の前で舌を出して見て頂きたいのですが、もし厚い苔(こけ)がべったりと付いていたら要注意です。

白い苔がべったり付いている時は食べ過ぎの印です。

そして舌の周囲に歯の痕がついたようにガタガタになっていると、胃腸ばかりに水があり気血津液(きけつしんえき)がうまく循環してない可能性があります。

それは、体内の中心に水が溜まっている状態を示しています。

そういう舌の状態の人が、もしお風呂に入った後に湯冷めするようなことがあれば、風邪をひく可能性があります。

夏バテしやすい状態

残暑厳しい時の体は、体の中心に熱がこもり、手足が冷えた状態の人が多いです。

これは食べているのに運動していないので体の中心だけ熱い状態です。

その上に冷房のおかげで手足が冷えてしまっているということを表しています。

そういう体では血液の循環がうまくいかず、体のあちこちが重だるかったり痛みが出たりします。

また、過食に走って胃腸が疲れてしまったり、日中暑いからと冷たいものを飲み過ぎて、胃腸が弱ったりして夏バテまっしぐらになってしまいます。

夏バテ脱出方法

足湯それではどうすればいいかというと、軽くウォーキングするとか足湯をする、半身浴をすると良いでしょう。

もちろん鍼灸治療をすれば、体内の中心に残っている熱を抜いて他に回し、余分な水分を尿として出す事で体調を改善することが出来ます。

そうすることで夏バテから解放されることになります。

食べ物で体調管理

ゴーヤ(苦瓜)食べ物で気をつけることは、体の余分な熱を冷ましてくれる食べ物をとる事をお勧めします。

例えばセロリやゴーヤです。

薬膳料理ではセロリやゴーヤといった夏野菜は体を冷やす性質を持つと考えられているからです。

そして、冷やすばかりでは体によくありません。そこで、体を潤すと考えられいてる豚肉を食べると良いでしょう。

また、豚肉にはビタミンB1が多く含まれ、疲労回復に役立ちます。

疲労回復にはビタミンB1の摂取が良いのですが、豚肉以外にもビタミンB1を含む食物があります。

例えば、食材の中で100グラム中に含まれるビタミンB1の量を調べると、

  • 豚肉・・・約0.9ミリグラム
  • 大豆・・・約0.8ミリグラム
  • 昆布・・・約0.8ミリグラム
  • 鰻・・・約0.7ミリグラム
  • たらこ・・・約0.7ミリグラム
  • 焼きのり・・・約0.7ミリグラム

などとなっています。

暑い沖縄のゴーヤチャンプルーは夏バテ予防にはぴったりの料理というわけです。

豚とカボチャの生姜焼き体の中からじんわり温めることで冷えをとる食材にニンニクやカボチャがあります。

豚とカボチャの生姜焼きも良いでしょう。

そして、ビタミンB1は、玄米には100グラム中0.39ミリグラム、白米では0.09ミリグラムと、玄米の方が約4倍も多く含まれています。

普段は白米という方も玄米を食べるようにすると良いと思います。

玄米は便秘にも効果的です。わが家では毎朝玄米を食べています。

鍼灸治療で夏バテ防止を

夏バテしたなと感じられる方はそれらの食材をとることをお勧めします。

もちろん食べ過ぎはいけません。適度に食べるようにしましょう。

この時期に体のあちこちが重だるい、重苦しい痛みがある、なんとなく不快な感じがする、というような場合は早めに治療に来て下さい。

手足に鍼を打った時に内臓の調子が改善されたことを実感いただけます。

内臓の調子が整うことで夏バテ予防になり、バテずに元気に秋を迎える事が出来ます。

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