無病法に則った生き方

かなり以前に購入して読んだ本です。


「無病法 極少食の威力」ルイジ・コルナロ著

無病になるための生き方

「わたしはこれまで、老年というものがこれほど素晴らしいものとは知らなかった」
ルイジ・コルナロ(1464年〜1566年・享年102歳)

ルイジ・コルナロという人は、当時ダ・ヴィンチやミケランジェロよりも有名だったそうです。

中世のヴェネチア共和国で名門の出であるコルナロは、貴族仲間と暴飲暴食にあけくれる毎日を過ごし、30代で様々な成人病を患い、40代の頃には生死の淵をさまよっていたのです。

しかし、長年コルナロを診ていた医師団が、一般的な少食よりも更に少ない「極少食」にするしか助かる見込みはないと言われ、助かりたい一心から「極少食」の生活を始めたそうです。

コルナロうたた寝のように息を引き取ったときは102歳だったそうで、晩年まで目も歯も耳も完全で、足腰も力強く、声の張りもしっかりしていたそうです。

ただ食事を制限して少食にするだけで100歳を超えて生きて、しかも足腰もしっかりしていたというのは驚きです。

※ただし、この本の翻訳者(中倉玄喜氏)が理想と考える食事法を押し付けているように感じる部分があるので、ご自身で読んで考えてみてください。

菜食主義は健康か

ところで皆さんはサンプラザ中野さんという方をご存知でしょうか。

サンプラザ中野さんと言えば爆風スランプというロックバンドのボーカリストですが、私のような年齢の人でないと知らないでしょうね・・・。

テレビでも歌番組が多かった時代はかなりヒット曲をとばしていました。

私もライブを見に行ったことがあります。

そのサンプラザ中野さんは極端な菜食主義生活を送られていたのですが、血管年齢などで異常値がみられたそうです。

以下がネットニュースからの引用です。

http://news.livedoor.com/article/detail/10898763/

「サンプラザ中野くん 極端な菜食生活によって血管年齢などで異常値」

・ サンプラザ中野くんが11月30日の番組で、血管年齢と骨年齢で異常値が出た
・ 1日1食をすでに20年続け、動物性食品を一切摂らない菜食主義者である
・ 現在55歳だが、血管年齢が59歳、大腿骨の骨年齢は70代後半という数値だった

食事内容が大切ではないか

菜食主義は健康的というイメージがありますが、サンプラザ中野さんの事例を見ると本当はどうなんだろうと考え込んでしまいました。

人間のほとんどの細胞はたんぱく質から作られていますが、そのもとになるたんぱく質を摂取していないのが原因ではないかとされています。

もちろん動物性たんぱく質ばかり食べていると痛風のような病気になってしまうので、偏った食事は良くないことはわかります。

一日一食が悪いのではなく、食事内容に問題があるということではないでしょうか。

つまり、多少の魚や肉も摂って、野菜や果物、キノコ類や豆類、発酵食品などさまざまなものをバランスよく、しかも食べ過ぎないことが健康な生き方ではないでしょうか。

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