治療の前にお腹の状態で患者さんの病状を把握しますが、手足に鍼を打つとお腹が緩み、腰の痛みが軽減します。
患者様たちは一様に驚かれますが、それだけ鍼灸の効果は高い証拠です。
機械を使わずに患者さんの状態を把握
問診票に患者さん御自身が訴えられている不具合や不調な点を書いていただくのですが、それだけでは不十分なので、問診を初めとする鍼灸師ならではの状態把握方法を行ないます。
鍼灸師は医師と異なりレントゲン撮影やCTスキャン、MRIなどの方法を使う事ができません。
ですから、様々な方法で患者さんの状態を把握することになります。
患者さんの状態を把握する方法は、問診以外に、望診、聞診、切診、舌診、脈診、腹診、背候診などがあります。
それぞれ、外見、声の調子や話し方、体から出る音、体に触れてみた感じ、舌の状態、脈の状態、お腹の状態、背中の状態をみていく方法です。
特に脈診、舌診、腹診は大切です。もちろん他の診断法も大事です。
お腹が柔らかいと長生きする!?
ところで、腹診では内臓の調子がお腹の緊張状態や圧痛になって現れます。
患者さんのお腹をあちこち触れてみて、緊張していたり圧痛があったり、あるいは押さえた時に不快な感じがあると、それは五臓六腑に不調があるという印になります。
舌や脈などの状態と照らし合わせ、どの経穴(ツボ)に鍼を打って治療していけば良いか判断します。
手足に鍼を打ったときに、お腹の緊張や不快感が消えていきます。
お腹の緊張は緩みますし、押さえたときの不快感は低下するか消失します。
お腹に鍼を打った訳ではないのに楽になるので、患者さんたちはみな一様に驚かれます。
お腹が緩むと背中や腰が緩む
つわりの人は吐き気がおさまりすっきりしますし、ストレスがたまってみぞおちに不快感がある人は不快感がなくなり、腰痛のある人はお腹と同時に腰の緊張が和らぎ、痛みが減ります。
背中や腰の緊張や痛みは腹部の状態が投射されたものです。
ですから、手足の経穴(ツボ)に鍼を打つことで腰痛が楽になるのです。
お腹と背中は一体です。ちゃんとつながっているのです。
つまり、お腹が緩んだ、押さえても不快感のない状態であれば、五臓六腑がちゃんと働いているということを表し、健康で長生きできるかも!?ということになります。
「背中は嘘がつけない」の記事も参考にしてください。
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