手首の痛みと甲状腺

バセドウ病や橋本病といった甲状腺疾患の患者さんの中で、手首や肘などの関節に痛みを生じる方がいらっしゃいます。

手首の痛みと甲状腺

バセドウ病や橋本病といった甲状腺疾患の患者さんの中で、手首や肘などの関節に痛みを生じる方がいらっしゃいます。

腱や関節の炎症を起こしやすい傾向があるようです。

肩峰下滑液包炎や腱鞘炎など、一般の患者さんよりも甲状腺疾患の患者さんの方が4倍近く多いという報告もあるようです。

リューマチに似ている！？

関節リューマチであれば指の関節や手首などに炎症を起こす事があるのですが、朝起きがけに関節のこわばりがおこるという特徴があります。

甲状腺疾患の方でも、朝、軽い関節の痛みとこわばりが起こる事があるので、原因を突き止めるためには血液検査が必要です。

甲状腺の影響

甲状腺は全身の代謝を上げるホルモンが出るので、甲状腺が働き過ぎて全身の代謝が上がり過ぎる疾患が甲状腺機能亢進症（バセドウ病）ですし、甲状腺が働かず代謝が上がらないのが甲状腺機能低下症（橋本病）です。

腱鞘炎は、特に40〜50歳代の女性がホルモンバランスが乱れた影響で起こることが多いので、甲状腺疾患が元になってホルモンバランスが崩れ、手首や他の関節に痛みを発症する可能性があります。

手首が痛くて湿布したり痛み止めを処方されても治らない場合は精密検査を受けて下さい。
手首に痛みが出て調べてみると甲状腺機能低下症（橋本病）だった方もいらっしゃいます。
手首以外にも肘や腕全体や背中に痛みを感じる方もいらっしゃいます。

バセドウ病や橋本病はおまかせください

バセドウ病や橋本病でも鍼灸治療は著効があり、当院には多くの患者さんが来院されています。
鍼灸治療は、薬を使わず、手術をせずに出来る治療方法です。
薬物療法や手術を避けたい方は是非ご相談ください。

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