なんとなくだるい、足がつる、眠たい
最近、肩や腰が重だるいとか、朝起きるときに足(ふくらはぎ)がつったりしませんか。
また、ぐっすり眠っているにも関わらず、昼間も眠たくなることはありませんか?
体温を一定に保つ働きがあります
人間は飲食物を分解する時に熱を発生させたり、飲食物から得られた栄養を元にして熱を作り出しています。
その熱を血液に載せて全身に分配することや、手足の筋肉で発熱することで、体全体の体温を一定に保っています。
ところが最近の気候は今までの梅雨に比べると気温が低くなっています。
日中もわりと過ごしやすい気候で嬉しい人も多いでしょうが、朝晩はかなり気温が下がって、涼しいというより寒いと感じる時もあります。
寒いと熱を逃がさないように体を守ろうとします
外気温が下がると体を守ろうとして毛穴を閉じ、血管を収縮させて体温低下を防ごうとします。
すると普段からあまり運動せず(運動不足)、運動量に比べてよく食べる人(過食傾向の人)は、骨格筋より消化器がある体の中心に血液が集まることになります。
体全体で考えれば血液の循環が悪くなり、疲労もとれない上に全身に栄養も行き届かず、肩や腰に重だるさが現れます。
そして脳に行くべき血液も少なくなって、消化器の方へ血液が集まっていくので眠たくなります。
朝方に足がつる
更に寒い朝方に足がつります。足というより脚、ふくらはぎがつると思います。
俗に言う「こむら返り」です。(けっしてコブラ返りではありません)
夜中は日中に比べて運動量が少なく、血液の流れが緩慢です。そして朝方は一番よく冷えます。
筋肉や腱(けん)にはセンサーがあって、伸びすぎて千切れないように自動的に制御しています。
筋肉は熱を作り出そうとし、各種のミネラル成分が筋肉を動かすのに役立つのですが、冷えて血液循環が悪く、疲労が貯まった足は筋肉が縮んでも制御不能となり、結果として「足がつる」という状態になります。
血液が重力で下半身に溜まります
何故「手」ではなくて「足」がつるのかというと、立ちっぱなしや座りっぱなしの状態が続くと、血液が重力に引かれて足元に降りたままになるからです。
歩いて「第二の心臓」と言われる両足の筋肉を動かしたり、腹式呼吸をして横隔膜を動かすことをしていれば、下半身に降りた血液を上へ押し上げることが出来るのですが、自転車や電車、エレベーターやエスカレーターといった移動手段が発達していますので、どうしても運動不足になります。
足が浮腫むのも同じ理由です。
まずは軽い運動から始めてみましょう
肩や腰の重だるさ、足がつる、昼間も眠たいという症状がある人は、30分程度の早歩きの散歩やラジオ体操等を行なって全身の血液を循環させることで解消します。
ただ、普段から運動不足気味で過食傾向にあるとなかなか思うようにはいきません。
出来るだけのことをやってみても肩や腰に重だるさが残るようであれば、鍼灸治療をお勧めします。
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